「一人一人の人生に寄り添えるアイドル」を作りたい。市井紗耶香(元モーニング娘。)が新たにアイドルをプロデュース!!。これからメンバー募集を開始!!
1998年5月にモーニング娘。の第二期メンバーとして加入(同期は、矢口真里と保田圭)。当時は、プッチモニのメンバーとしても活動。卒業後は、市井紗耶香 in CUBIC-CROSSとしてアーティスト活動も経験。2018年8月には、「Hello! Project 2018 SUMMER」にゲスト出演し18年ぶりにモーニング娘。としてステージにも立っている。現在は、四児の母親として子育てに奮闘しながら、芸能活動も再開。もともとアイドルとして活動していたこともあって、一般的にはいまだに市井紗耶香=アイドルという印象で捉える人たちが多いが、アイドル活動をしていたのはモーニング娘。の2年間のみ。むしろ、当時のインパクトがいかに強烈だったかを物語っている。
彼女の経験や才覚を活かした活動をと新たに立ち上がったプロジェクトがある。それが「市井紗耶香アイドル発掘プロジェクト」だ。
彼女自身がアイドル活動を通して感じ、得てきたノウハウを活かし、まだ何色にも染まってない原石たちの発掘から手がけ、磨きをかけ、次世代を担うアイドルを創りあげようというのが、今回のプロジェクトの骨子となる。
募集をかけ集まった人たちの書類審査の時点から市井紗耶香が関わり、選出した人たちそれぞれの個性を活かした形で才能に磨きをかけ、そのうえでどんなグループを創りあげてゆくかを決定。グループを立ち上げて以降も、「市井がプロデュースし一位を取るまで」を目標に掲げ、世界に羽ばたくアイドルを生み出し、今のアイドルシーンに新たな道筋を築きあげようという志を持って市井紗耶香があのFIELD OF VIEWやCronus’そして上木彩矢を育てマネージメントしてきた育成のプロフェッショナル水城貴志氏と、Little Glee Monster 「Jupiter」(日曜劇場『陸王』挿入歌)や「ギュっと」(映画『ブリンシバル~恋する私はヒロインですか?~』エンディングテーマ)など、数多くの作品を手掛けるサウンドプロデューサー堀越亮氏、そして、現在は社長業の傍ら、自身もアーティストや人気ラジオ番組のMCとしても活躍、多方面にプロデューサーとして活躍するJIN氏とタッグを組み、プロデュースしてゆく。今回のプロジェクトについて彼女が語ったインタヴューをここへお届けしたい。
「この人たちのためなら、私たちは何があっても輝いていかなきゃ」という気持ちはずっと持っていました。
――このたび、市井紗耶香プロデュースで新たなアイドル育成プロジェクトがスタートします。
市井: わたし自身、芸能活動を始めて20年を超えました。その経験値もあるのか、ようやくわたし自身が歩んできた道のりを俯瞰して見据えることが出来るようになってきて、モーニング娘。として培った経験を活かせるチャンスがやってきたんだなと今回のプロジェクトを捉えています。正直、不安や心配もありますけど、それ以上にわくわくする気持ちのほうが今は大きいです。
――アイドル活動は、ご自身が経験してきたことですからね。
市井: そうですね。ただ、わたしが歩んできた時代とはアイドルを取り巻く環境も変わりましたからね。正直、時代に見合ったアイドルをどう発掘し育成してゆくかは出会ってみないとわからないので、現状で具体的なことはまだ言えません。だけど、プロデュースしてゆく環境面では、すでに理想とする制作陣が揃っているように、このプロジェクトチームと共に、国内はもちろん。世界へ発信していけるアイドルを作り上げたい意欲でいます。
――市井さんがアイドルとして活動していた頃と、今のアイドルシーンを比べたら、いろいろ違いを感じることも多いでしょうか?
市井: だいぶ変わったと思います。わたしがモーニング娘。として活動をしている頃は完全に国内が舞台でしたけど、今はその熱が海外にまで広がっていますよね。音楽のスタイルもパンクやヘヴィメタルまでいろんなジャンルがあって、アイドルとアーティストという枠さえも取り払われているように、もはや定義が存在しないほどの自由さだと感じています。ただ、ファンの人たちの熱量は昔も今も変わってないところ。むしろ、モーニング娘。自体を俯瞰して見れるようになった今、モーニング娘。としてやってきた表現活動の一つ一つが、今のアイドル文化の歴史の一翼を担っていたんだなということは強く感じます。
――今のグループアイドルの在り方の一つのひな型を作ったのは、間違いなくモーニング娘。ですからね。
市井: 当時のわたし自身は目の前の日々を、それこそ一日一日を必死に駆け抜けてきたし、とにかく「輝こう」という想いのみで走っていました。そうやってきたことに対して今、まわりの人たちから「モーニング娘。の活動を通して、あなたもアイドルのスタイルを築きあげてきた一人なんだよ」といろんな方々へ言われるたびに、「そうなんだ」とわたし自身が驚いているくらいなんですけど(笑)。だったら、わたしなりに「アイドルとはどういう存在なのか」を客観視しながら、私自身の経験を、これから動き出すプロジェクトへ反映していけたらなと考えています。
モーニング娘。としてやってきた表現活動の一つ一つが、今のアイドル文化の歴史の一翼を担っていた。
――「輝こう」という想いで走り続けたと言ってましたけど、それこそがアイドルとしての在り方の象徴ですからね。
市井: 当時は、与えられた機会を絶対に無駄にしないようにと毎日必死でした。あの頃は、メンバーと家族以上に長い時間を過ごしていましたし、それもあって衝突や喧嘩だってしました。いろんなジェラシーをメンバー内で感じあったこともありました。でも、それ以上に目標や夢を達成するたびに得られた喜びや、みんなと分かち合った想いは本当にかけがえのない財産でした。あの当時は、プロデュースしてくださっていたつんく♂さんも、私たちにとっては大きな存在でしたし、全国各地にたくさんいるファンの人たちが何よりも大きな心の支えになっていました。それこそ「この人たちのためなら、私たちは何があっても輝いていかなきゃ」という気持ちはずっと持っていました。 確かに目まぐるしい日々でしたけど。今振り返っても、すべての活動がキラキラしていました。「あの輝きの中にいたんだな」と思い返すたび、本当に人生の中で大切な財産や宝物を得る事が出来ていたんだなと感じます。
――その輝きの経験を、これから始めるアイドルプロジェクトへどう反映させるかですね。
市井: そうなんです。もちろん、プロデュースする責任を背負っている以上、一人一人の個性をどう活かしてゆくかを考えていかなきゃと思っています。それこそ、「この子にはこんな才能が眠っているのに、まだ芽生えてない」と思ったら、そこを伸ばしてあげることがわたしの使命感。光の原石となる人たちをいかに見つけ出し、輝かせてゆくか。それがこのチームの責任だと思っています。
すべては、オーディションで集まった人たちを見てから決めたいなと思います。
――今回は、人材をオーディションで集めるところから始めるように、本当にゼロベースからのスタートになります。
市井: オーディションを仕掛けてゆくところから始めます。しかも今回、プロジェクトを立ち上げたところから映像も撮り続けていて、グループが出来上がっていく様子をYouTubeで配信し続けていくので、そちらも楽しみにしていてください。
――オーディションの告知をし、どういう人たちが集まってくるか…からのスタートのように、まだどんなアイドルを作りあげるのかは、市井さん自身も楽しみにしているところなんですよね。
市井: どんな人たちが応募してくれるのか、わたしもすごく楽しみにしています。集まった原石の輝き次第で、何人編成のグループにするのか、どういうジャンルの曲調をあてはめるのか。そのグループが「歌って踊る」なのか、「楽器も弾くアイドル」なのか、「アカペラで歌うグループ」になるのか。それこそ、グループじゃなく「ユニット」や「ソロ」なのか。「女性のみ」なのか「男性だけのグループ」にするのか、「男女混成のアイドルグループ」なのか。すべては、オーディションで集まった人たちを見てから決めたいなと思っています。
――市井さんは、どんな人たちを求めています?
市井: 元気で向上心のある人や、「世の中を変えていきたい」じゃないですけど、自分から何かを発信したい人にわたしは惹かれるので、そういうところへ目が行くかも知れません。
――さっき男女混成グループという言葉も出ていたように、本当に自由度が高そうですね。
市井: 今、男女混成のアイドルグループってないからこそ、それも「あり」だとわたしは思っています。とにかく、枠にはまることなくそこは考えています。
――同時に、市井さんの持つアイドルとしての経験がどんな風に反映してゆくのかも楽しみです。
市井: わたしの経験を元にではなく、その人の持つ個性や想いを受け止めたうえで、それを伸ばすためにわたしの経験も活かしていきたいと言ったほうが、正しいかも知れません。アイドルとしての定義自体もわたしが決めるのではなく、選んだ人たちの個性や才能を活かした形が、その人やグループとしての定義になっていく。そうやって各自の個性を活かしながらこのプロジェクトを進めていきたいなと思っています。
――ほんと、どういう子が集まってくるか…ですね。
市井: そこが、わたしも楽しみです。「アイドルの在り方を変えたい」でも「世界に打ってでたい」でも「市井紗耶香と組んで新しいアイドルの定義を作りたい」でも、そこは何でもいいと思います。とにかく野心を持っている人たちが集まってくれたら嬉しいですよね。その人たちに合わせて楽曲を作ってゆきたいと考えています。
――市井さん自身、感化されて自分で歌いたくなったりしません?
市井: そこ、どうなんでしょうね(笑)。でも、デモ音源の仮歌くらいなら歌ってもOKですし、作詞をしたい人がいたら、一緒に作詞をやってみるのも面白いなとは思っています。
――期待しています。最後に、ひと言メッセージをお願いしても良いですか。
市井: 音楽って、人の心を豊かに変えてゆく力を持っているじゃないですか。そういう音楽を通して輝く存在を生み出しては、市井と一緒に一位を取れるくらいの存在にまで成長させたいなと思っています。これからSNSでも進行状況を随時発信していきますし、YouTubeでも経過報告をしていくので、そちらもチェックしてください。 わたしが伝えたいのは、「自己表現してゆくことの楽しさ」なんです。それを「人の心を動かせる音楽」を通して、いろんな人たちに伝えたいし、そのために必死で頑張る姿を通し「その人自身を輝かせたい」んです。その輝きにみんなも、わたしも惹かれてゆくんでしょうからね。わたしは「一人一人の人生に寄り添えるアイドル」を作りたいので、ぜひ、いろんな方々の応募をお待ちしています。
INTERVIEW PHOTO: 小中村政一
TEXT: 長澤智典
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